the Back of Moonlight
月光の裏側で
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第八章 木ノ下涼&井坂淳ほか<柔道部編> 〜片恋〜
3,従兄弟
(元に戻って、寮の部屋。井坂と木ノ下だけ残されて)
(2人で微妙な距離のまま立ち尽してる)
木ノ下・井坂「俺…!」(同時に)
木ノ下・井坂「……」(黙る)
木ノ下 「…さ、さっきはごめん! 本当にごめん!
この通り!」(床に正座して手をつく)
井坂 「や、やめろよ…!」
木ノ下 「…井坂…! 許してくれる…?」
井坂 「ゆ、許すって言うか、……」
木ノ下 「お、俺、どうしたらいい…? どうしたら許してもらえる?」
井坂 「………はぁ… まず…薫を紹介するのは止める」
木ノ下 「うん!」(正座したまま膝に手を置いて大きく頷く)
井坂 「うん! じゃねえよ…まったく…
女に興味がないなら、なんで付きあうとか言うんだよ。
騙してんのと同じじゃん」
木ノ下 「…うん…(しょぼん)」
井坂 「俺と付き合いたいなら嘘や騙しは絶対にするな」
木ノ下 「うん……(下を向いて頷く)
エッ!?(顔を上げて) …つ、付き合ってくれるの!?」
井坂 「………(頷く)
………俺……
…薫に付き合ってって言われても、全然何にも感動がなくて…
ホントに全然なかったんだよ! もう、ホントに!
なのにさ、なのに、兄貴のほうに触られると、鳥肌が立つんだよ…!
薫と守は、すごく似てる。2人ともずっと水泳やってて…
でも薫のカッコイイ競泳用の水着より、同じ競泳用でも
守ののほうから目が離せない…!
あげく告白されても自分は白け切ってる…
俺、なんかショックで、お前に相談したくて、
お前のことばっかり考えてた…
早くお前に会いたくて…
なのに、お前ときたら全然話聞いてくれないし…!」
(どっと泣き出す)
木ノ下 「(おろおろと)い、井坂…! わ、悪かった…!
俺が悪かったってば…!
お前が真面目なヤツなの知ってたから、
まともに好きだなんて言えなかったんだよ!
女の子に興味ないって言ったら絶対引かれるって思ったんだよっ…!」
井坂 「お、お、おめでとうは、な、ないだろ…!!
俺、何も言えなくなっちゃうだろ…!」
木ノ下 「井坂〜〜〜っ…!(抱き締める)
ごめん〜〜〜〜っ!」
井坂 「…お、俺のこと、好き…?」
木ノ下 「大、大、大好き!」
井坂 「…キ、キス出来る…?」
木ノ下 「え? キス…? ……(黙る)」
井坂 「無理…?」
木ノ下 「ごめん…俺…キスってしたことない…………」
井坂 「…………俺、あるよ…」
木ノ下 「だ、誰と…?」
井坂 「……守と…」
木ノ下 「競泳用…! ……ハッ! キ、キスだけ…?」
井坂 「…海で……あんまり見てたから…ばれるよな…
キスして…触らしてくれた…」
木ノ下 「触らして…? …抜いてやったのか…?」
井坂 「…(頷く)」
木ノ下 「(表情が変わる)…そいつ… でかかった…?」(手首を掴む)
井坂 「……」
木ノ下 「俺より…?」(触らせる)
井坂 「……涼…っ!!(勢い余って壁にぶつかる)」
木ノ下 「む…ぅ…んん(キス)」(壁を背にしたままずるずる下がる)
井坂 「ん…(木ノ下の短パンを引き下げようと引っ張る)」
木ノ下 「(いったん口を離して)待て! 待てよ…」
(短パンを下着ごと脱ぐ)
井坂 「(握って)…涼の方がでかいよ…(頭を下げてゆく)」
木ノ下 「い、井坂? あっ…! ん…! 井坂ぁ…!」
井坂 「(舐め回しながら)…気持ちいい…?」
木ノ下 「うん…(頷く) 気持ち良いけど…心配が増えた…」
井坂 「…なに…?」
木ノ下 「そいつ…競泳用とは、どこまでやったの…?」
井坂 「……」
木ノ下 「うっ… く… い、井坂… 出る…! 外して…」
井坂 「……」
木ノ下 「外せってば…!(頭を押しのける)
…ぅ… 」
井坂 「……」
木ノ下 「…ごめん…汚した…」
井坂 「…涼… お前もしかして抜かれたのって…」
木ノ下 「……」
井坂 「…俺が初めて……? ………んなわけないか…」
木ノ下 「…初めてだったら何…?」
井坂 「…んで、さっきのがファーストキス…?」
木ノ下 「…だったら何!?」
井坂 「や… 嬉しいな…と……(下を向く)」
木ノ下 「…お前のも見せて」
井坂 「あ? あ、ああ…(立って道着を脱いで前に立つ)
…どう…?」
木ノ下 「…時間ないからこっち来て(手を引っ張る)
あっち向いて座って」
(壁を背にして座った足の間に座らせる)
井坂 「…俺、重くないか…?」
木ノ下 「大丈夫…少し暑いけどな…
(言いながら手に記憶させるように撫で回す)
…競泳用には抜いてもらった…?」(先半分位をゆっくり扱く)
井坂 「…いや…」
木ノ下 「…そいつのこと考えて自分で抜いた…?」
井坂 「…………いや…」
木ノ下 「ほんとか…?」(左手で乳首を構う)
井坂 「…んん… 守とのこと思い出して何度も抜いたけど
相手は…」
木ノ下 「誰…?」(先の部分を揉むように握る)
井坂 「…わかってて聞くなよ……ああっ!」(前後に動きを激しくする)
木ノ下 「誰…?」
井坂 「お、お前だって! あっ…く…っ 涼っ…!」
・・・・・・・・
二ツ木 「…どうなったかな…?」
八田 「…もともと仲はいいんだぜ…話しあえばなんとか鞘に収まるだろ…
お〜い! 入るぞ〜!」(開ける)
八田 「!!」
二ツ木 「あちゃ〜 悪いほうへ転んでら…
(べったり抱合ってキスの最中)
…いつまでやってる気?」
木ノ下 「…あ、お帰り。…そういうわけですので」
八田 「…おい、井坂…こいつのペースに流されんなよ…
お前だって副将だろ… 柔道部を勝たせたいって
ちゃんと考えてるよな…?」
井坂 「え? え、あ、ああ…」
八田 「…駄目だ〜〜〜〜 俺、先輩達になんて言訳すりゃいいのよ〜〜」
木ノ下 「大丈夫だって!主将! 俺、もう、やる気万々!
今なら誰とやっても勝てそうよ!
もう、これから毎晩、乱取りすっから!
道場の鍵、貸して!」
八田 「…怪しい… 絶対に貸すか!
後輩の目を考えろ!
井坂、ぼけっとしてないで、さっさと自分の部屋、戻れよ!」
井坂 「あ、ああ、…じゃ…涼、また明日な…」
木ノ下 「また明日な!」
・・・・・・・・
(寮のトイレ。
志峰の寮のトイレには70Lのポリバケツが置いてある。
ゴミ運び用だが、トイレには「蹴りたくなったらドアでなくゴミ入れを」
と書いた紙が貼ってある)
木ノ下 「…くそっ! 井坂のヤツ…… 何が嘘はつくなだよ…!
俺の方がでかい…? そんなわけあるかい!(ガッ)
競泳用を海で履くなんてだっせぇんだよ!(ドカッ)
ライフガードじゃあるまいし!(バコッ)
…井坂…… そいつとどこまでやったんだよ…!?
…淳……… ……
…井坂淳… 井坂…守… 一本背負いの井坂守!
水泳部じゃなく、柔道部か!
あ、あいつが柔道始めたきっかけって…
従兄弟に一本背負いで投げられて…それで…って…
くっそ…っ (壁を叩く)
憧れの従兄弟と海辺で初体験……?
出来過ぎだっつーの!!(ガンガン叩く)
絶対、負けらんねぇ……負けてたまるか…!」
・・・・・・・・・・
井坂 「………嘘や騙しはなし…か。俺もよく言うよな…
…付き合ってる彼女もいて遊びだからと明言する守兄(まもにぃ)を
好きになったってツライだけ…(薄く嗤う)
……涼を好きだけど………
…俺……守兄を忘れられないよ…!
涼… お願いだから忘れさせてくれよ…!」
第9章・1へつづく>>>>>
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・・・えー、もちろんですが、この場合、忘れられないのは守じゃなくて、守とのSEXですな(笑) 9章は、その「忘れられない夏休み」をやります。「月光の裏側で」シリーズの最終章の予定だったけど、ちょっと増えた……けど、10章は出すかどうか未定。2600mに登って降りて次の日から仕事…そして土曜は歌舞伎とオペラのはしご…更新遅れ気味ですが、お見捨てなく… 海神
■the Back of Moonlight(月光の裏側で) <39>■海神社 Kaijin-sya 第一版 2007/10/21
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