the Back of Moonlight
月光の裏側で
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第五章 星赤慧&桐窪貢編・2 〜記憶〜
 4,邪魔者

     星赤慧の自宅にて 夜

桐   「…星赤さんに切り出される前から、僕は、そう思ってたんです…」
マース 「……驚いたな…
     …あの旧印刷室へ呼び出すと、お前は律義にやって来た…
     …黙って俺の前でシャツのボタンを外してたよな…
     …お前が俺の相手をすれば、光克に手を出さないなんて
     本気で信じてたわけじゃないだろ?」
桐   「……ええ… 一度…バッティングしたことありましたよね?
     …あれ、わざとでしょう?」
マース 「ああ… 呼び出せば律義にやってきて、黙って身体を預けて
     拒絶もしないが甘えるわけでもない…本気で光克の防波堤か
     なんかをしてる気なら、分からせてやろうと思った」
桐   「…僕はいいんです…… 分かってたことだから。
     僕に見せつける星赤さんの気持ちがショックだったけど…
     …終わらそうと思ってたんでしょ?あの時も?
     でもね… あの後の光克先輩が、荒れたのを知ってます?」
マース 「……荒れた?…」
桐   「……先輩、ああ見えて会議とかなると、きっついですよ。
     飴と鞭って言われてましたから。鞭の時は容赦ないです。
     それに拍車がかかってましたね。
     …光克先輩は、僕らのこと気がついてた。
     …僕、殴られるかと思いました」
マース 「……」
桐   「もちろんそんなことなくて、…逆に抱き締められましたよ、
     光克先輩に。…びっくりしました。
     アイツを好きなのか?って聞かれた時には、どうしようかと
     思ったけど…僕がゆっくり頷くと、笑って、本気で好きなら
     大事にしろよって、そう言って出てった…」
マース 「………」
桐   「僕が二人の間で、邪魔者になってるのは分かってた。
     光克先輩に嫌われたくもなかった…
     …呼び出される度に、行かなくたっていいのに、
     なんで行くんだろうと思ってた。
     ……でも、行かないでいることなんか出来なかった。
     それどころか……」
マース 「…言わなくていい…」
桐   「…僕、今年の選挙、最初断ったんです…
     前年の副会長が、選挙にも出ないなんて何考えてるんだと言われたけど、
     光克先輩の後を受けて会長になるなんて、出来なかった…
     先輩も責められるの分かってたけど…!
     光克先輩の顔見るの、辛くて…後ろめたくて…
     僕、光克先輩も好きです、尊敬してます。
     …なのに憎んでしまう…!
     …こんなに好きになるなんて思わなかったんだもの…!(泣き出す)」
マース 「桐…」
桐   「…ね… 終わりにしないで…? 僕、勉強もちゃんとやります。
     間が開いても、我慢します。がんばって勉強して星赤さんの大学に入ります。
     だから、終わりにしないでください…」
マース 「…続いてるだろ…?」
桐   「…今はね… でも、僕なんか、いつだって切れるでしょ?
     僕は光克先輩じゃないもの。いつ切られたっておかしくない。
     …迷ってるのは分かってるんです。…僕はガキです。
     口じゃ我慢するなんて言ってるけど、明日になったら会いたくて
     それしか考えられないかもしれない……たぶん、そうです…
     でも、終わりにしないで…!
     僕のために終わりにするつもりなんでしょう…?
     でも、もう会えないって思ったら、僕は何も出来なくなる…
     約束してください。終わりじゃないって。
     これから先、なんの連絡がなくても、終わったわけじゃないって。
     僕が大学に入ったら、また、会えるって」
マース 「(肩を掴んでキスする)
     …桐… 俺は誰との関係も自分からは終わらせたことはないんだ。
     …ただ、続かないのさ。
     あんな遊びでも、続いてたのはお前だけだぜ…?
     あんなの呼び出してまでするほどのことじゃない。
     …もっと簡単に遊べるヤツもいたのに、わざわざお前を呼び出したのは、
     お前に会いたかったからさ…
     俺のことを好きなわけでもないのに、呼び出せば来て、俺の手の中に身体を預ける…
     お前は乱れるなんて言ったけど、実際は、いつも俺の扱いにただ耐えてた…
     声を出すわけでもなく、愉しんでるようでもない…
     自分から手を出すこともないし、いつも顔を伏せて目を合わせない…
     なのに、身体はどんどん反応がよくなってく…
     …最後の頃は、声が出ないように我慢してただろ…?」
桐   「………」
マース 「…お前の時は、いつも手でしかしなかったよな。身体を離して…」
桐   「…ええ… 一年近くもあんなことしてたけど、星赤さんのものどころか、
     肌に触ったこともなかった……会話もなく、ただ一方的に僕が抜かれるだけ…」
マース 「…手でしかしなかったのは、お前が見たかったのと、
     肌を合わせたら、そのまま抱きたくなっちまうからさ」
桐   「…抱いてくれてよかったのに…僕は抱かれたくて…抱かれたくて…
     先輩はストレートだって聞いてたから…
     先輩に抱かれることばかり考えてる自分が恥ずかしくて……
     つらくて……」
マース 「可愛いこと言うなよ、メチャメチャにしたくなるぜ」(キス)
桐   「…してください… (キス)」
マース 「(押し倒してそのまま足を上げて指を入れる)…」
桐   「あっ…!」
マース 「(2本入れてかき回す)……」
桐   「あああっ…」
マース 「(そのまま貢のものを口にしてねぶる)…」
桐   「あっあっあっ…星赤さん…指じゃ嫌、指でイかせないで…!
     星赤さんのものでイキたい…!」
マース 「…俺のしたいようにしていいんだろ…?」
桐   「ぁん… お願い…入れて…!! お願い……」
マース 「仕方ないな…(指を抜く)…貢、入れるぜ?」
桐   「うんっ!  ……ああっ…あ…あ…あ…
     …もっと…奥まで……」
マース 「…待てよ… どうせなら一緒にイキたいだろ…?
     少し我慢して俺にも楽しませろよ…」
桐   「うん…! …ぁ…ぁ…ぁ…あっ…ぁ…ぁ……・・・・」

・・・・・・・

桐   「星赤さん… 」
マース 「うん…?」
桐   「(甘えた声で恥ずかしそうに)……僕ね…星赤さんと会う時、
     一回抜いてから行ってたんです。
     でないと、あっという間に終わっちまいそうだったから。
     少しでも長く一緒に居たくて……」
マース 「……(肩を抱き寄せる)バカだな…」
桐   「……星赤さん… 触ってもいいですか…?」
マース 「ん…? いいぜ…」
桐   「(手を伸ばす)……」
    (握って刺激するとだんだん起ってくる)
マース 「……あとの責任はお前がとれよ…」
桐   「…ええ……いくらでも…」(もののほうに夢中…)
マース 「……」
桐   「……測ったこと、あります……?」
マース 「測る? ああ…ないな…あるのか?」
桐   「…やりません? フツー?」
マース 「(笑う)」
桐   「……そりゃぁ… (握った手で上下にさする)
     これだけ大きかったら測る必要ないでしょうけど…」
マース 「小さく見えても測るとけっこうあるって言うな」
桐   「どうせ!」
マース 「…どっちにしろお前のも俺のも普通の範疇さ」
桐   「え…そうかな…」(身体をずらす)
マース 「…異常なもの以外は普通。だろ?」
桐   「…そう言われるとね…」(キス)
マース 「大きさより、お前の場合は…」
桐   「…嫌…?」(先端をぺろっと舐める)
マース 「…(目を閉じる)好きなヤツもいるよな…」
桐   「星赤さんは嫌なの…?」
マース 「…もう少し慣れさせろよ…」
桐   「了解……(先を口に含む)
     ・・・………星赤さん… 口でイかすの、難しそう…」
マース 「…無理しなくていいぜ」
桐   「…無理というわけじゃなくて…(先をねぶる)」
マース 「……桐…(頭に手を持って行って顔を持ち上げる)」
桐   「…フェラでイかしたかったんだけどな…」(惜しそうに)
マース 「…お前の中、最高に気持ちいいぜ。
     …それに、俺はそっちではイかない。遊ぶのはいいが、マジにやるな」
桐   「…そうなの…?」
マース 「ああ。あんまりがんばられるとふやけちまうぜ」
桐   「……しゃぶられるのも、嫌い?」
マース 「…いや、…それが楽しいなら遊ぶのは構わない」
桐   「よかった!」

・・・・・・

翌朝
(帰り支度をしながら)
桐   「…星赤さん… 僕、次もあるって思っていいよね…?」
マース 「…どうかな… 俺にそんなこと、わかるわけないだろ」
桐   「……なんで……」
マース 「…お前だけじゃない。誰ともそういう関係になる気が無いんだ。
     …悪いな」
桐   「…結局、その他大勢の1人なんですね…(諦めたような笑み)」
マース 「……」
桐   「…わかってます…我慢しろ…でしょ?」
マース 「電話しろよ…」
桐   「……電話します…」

 第5章 終わり
 第6章・1へつづく>>>>>

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・・・今回はわりとピロートーク路線になっているのではないかと…肝心のところを省いてるのって掟破りなのかな…? でもそれを書いちゃうとワンパターンになるのは、目に見えてるのよね。どう書いてみたってやってることは大体一緒だもん…そうは言いつつ、微妙に差はあるな〜とは思う。たぶん慧は、数はこなしてるけど、中身にはそれほど凝らないスタンダードタイプ。だから数こなせるんだとも言える(笑)桐君に飽きられないようにね〜♪...海神

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■the Back of Moonlight(月光の裏側で) <28>■海神社 Kaijin-sya 第一版 2007/08/13
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