the Back of Moonlight
月光の裏側で
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第15章 アイシング 〜番外編〜多田光克&桐窪貢 with 星赤慧〜
1・・・読む前にお願い・・・
これは<裏>です。あくまでパラレルな<裏>です。
本編とは関係ありません!
…と言って通るのかどうか…(-_-;)
でも、いいじゃない! 光克にだって楽しいことの一度や二度や三度…!
まことも慧もそれなりに遊んでるのに、光克にだけヴァージンでいろってのもねぇ…
そういうわけで、この章は、あったかもしれない、なかったかもしれない、
誰そ彼時の出来事です……
(ある意味、本編の補填でもあります)光克・高三、桐窪貢・高二、星赤慧・大一の秋…14章から続いてます。
全部で9〜10回くらいの予定で、長いのですが内容はない…です。
まさしく山なしオチなし意味なし…多分これを面白いと思うのは作者だけ…。。。。。。
アイシング(番外編)
11月のある休日、陽が落ちる頃 東京B区内、駅へと向かう通りにて
(大きな公園の裏側にあたるので幹線道路だが人通りは多くない)
(志峰の寮へ戻るため駅へ向かう途中)
(歩道の端の植込みに腰掛けて俯いている人影がある)
光克 「…あれは……(近づく)
…やっぱり… 桐?」
貢 「…あ…? (顔を上げる)……先輩?」
光克 「…どうしたんだ…?」
貢 「あ… いえ… ちょっと…気持ちが悪くて……
……この近くにトイレあります…?」
光克 「駅にはあるぜ。じゃなけりゃ、手前の店に入るとか」
貢 「…そこまで持ちそうになくて…(微苦笑)」
光克 「…? 桐、ちょっと立って見ろ」
貢 「…いえ…こうしてれば…そのうちに良くなります…
先輩、お先にどうぞ」
光克 「立てって」(腕を持ち上げる)
貢 「…(しぶしぶ立つ)」
光克 「……」
(座っていたコンクリートを手の平で触る…手に血がつく)
(また下に戻して座らせる)
光克 「……(通りに立ってタクシーを拾う)」
貢 「先輩…?」
光克 「桐、来い!」
貢 「……(ゆっくり立って歩き出す)」
光克 「……(上着を脱いで後部座席に敷く)
敷いてろ」
貢 「…! 先輩……」
光克 「…(いつもの冷たい顏)早く乗れ。
(貢を押し込むように乗せた後、前の席へ)
このまま直進して…春日通りを本郷方面へ上がって下さい。
桐、気分が悪いなら横になってろ」
貢 「………」
・・・・・・・
(とあるマンションの前でタクシーを降りる)
貢 「…ここ…」
光克 「俺んちだよ」(さっさと入って行く)
貢 「……(後について行く)」
(エレベーターの中 明るい)
光克 「…(顔色が悪いのを見て取って)
…桐、なんで言わなかったんだ?」
貢 「……星赤さんに? …言うほどじゃないと思ったんです。
…星赤さんとこを出た時は大丈夫だったし」
光克 「……」
・・・・・
(光克の家に入って)
貢 「…は〜…(中を見渡して)本当に広いんだ…」
光克 「服を脱いでそこのソファに… あ、…先にシャワー浴びるか?」
貢 「…(笑って)浴びます」
光克 「学校には俺が連絡するから」
貢 「すいません…お願いします(頭を下げる)」
・・・・・
貢 「ふ〜……」(シャワーを浴びて出てくる)
(着ていたものがなくなっていたので置いてあった浴衣を着ている)
(リビング)
光克 「血の気が戻ったな」(勉強中 顔を上げて)
貢 「…服… すみません…」
光克 「洗ってる。それより、血は? 止まったのか?」
貢 「…どうでしょう?」
光克 「見せてみろ(立ち上がる)」
貢 「……(すでに覚悟はあったもののどうしよう…という感じ)」
光克 「帯、ほどいてそこのソファに横になれよ…
…あんまりひどいようなら医者に行くから。
…でも、売薬で済むならそのほうがいいだろ?」
貢 「…(頷くと言われた通りにする)」
光克 「触るぜ?」
貢 「はい…」
光克 「…………とりあえず外部は裂傷。…場所が場所だからな。
治るのは時間かかるかもな。
…内部は… どうだ? 自覚出来る痛みとかあるのか?」
貢 「……先輩… お医者さんみたい…」
光克 「返事」
貢 「あ、…あの… 痛みって言うか……いえ、たぶん大丈夫…」
光克 「…自分で確認しろ(と言って渡す)」
貢 「あ?」
光克 「俺は薬買いに行ってくるから。
それ付けて内部の出血のあるなしの確認しとけ。
…意味、わかるよな?」
貢 「は、はい…!」
光克 「…一応内部用の薬も買ってくるから」(さっさと出て行く)
貢 「す、すいません!
(後ろ姿を見送って)……相変わらずムチャクチャクール…
(顔がにやける)…やっぱ光克先輩カッコイイわ…
(と、持ってたものが目に入る)
…はぁ… やるか……
え〜と……… ・・・てっ! いっ… かぁ…いってぇ…
…だめだ… 中の確認する前に血だらけになっちゃうわ…
はぁ…(と、ばたっとソファに倒れ込む)
………」
・・・・・・
光克 「……ふぅ…(帰ってきてソファで寝てる桐を見ながら)
ケツ丸出しで寝てんなよな……
…まあ…いいか… え〜と…
また出血してんじゃねぇか…
…あ、確認か… 出来なかったんだな…」
(薬を出して塗ってやる)
光克 「さて…と。夕飯の用意でもするか…。
(寝顔を見て笑いかける)寝顔は可愛いのにな。
(真顔に戻って)…まだ……子供だぜ? 慧…
…………」
・・・・・・
貢 「…… ん…いい匂い…… ? あっ!(起きる)」
光克 「…起きたか?」
貢 「…はい…… あっ!? す、すいません…(全開の浴衣の前をかき合わせる)」
光克 「…顔色はずいぶん良くなったな…
気持ちが悪いって言ってたけど今は?」
貢 「あ…もう大丈夫です…」
光克 「じゃあ食事にしようぜ(とダイニングに向かう)
そっちのクッション持ってこいよ」
貢 「あ…はい………… !…これ… 先輩が…?」
光克 「ああ(と言いながら缶ビールを開ける)勝手にやるぜ」
貢 「…どうぞ… 料理出来るんですね…」
光克 「今、一人だしな」
貢 「あの…ご家族は…?」
光克 「…いない」
貢 「えっ!?」
光克 「…今はいない」
貢 「………ここに……ひとり……」
(広いダイニングからさらに広いリビングを見渡す)
光克 「………………食えよ」
貢 「あ、はい、いただきます。あの…学校は…なんて…?」
光克 「…一緒に映画を見たんですが、映画館を出た後、
貧血を起こして倒れたので仕方なく実家に連れて帰りました。
今日は、うちで預かって明日、帰ります(事務口調)
…連休で良かったな」
貢 「…今日はここに…?」
光克 「…嫌か? …慧のところに戻るとかバカなことは言うなよ」
(缶を飲み干す)
貢 「そんなっ!(赤くなる) …そこまでバカじゃないです…」
光克 「(次の缶を開けて飲みながら)…初めてだったのか…?」
貢 「えっ!? え、いえ、あの…(うつむく)
…今日は… とんでもないとこ見せてしまって………」
光克 「…わざとだろ。お前のせいじゃないのは分かってるよ。
(缶をつぶす)
…そのためにわざわざ駅から電話してやってるんだからさ…
…なのに、あんな場所で… 何考えてんだか…(別の缶を開ける)」
貢 「………… 違います… 僕が……僕が煽ったんです……
星赤さんじゃありません……」
光克 「…同じだよ。(ビールを呷る)…誰を責めてるってわけじゃない。
…でも、…もっと大事にしてもらえよ。
言いたいことはちゃんと言うんだ」
貢 「……… ………僕は言ってます… 先輩も……先輩こそ…!!」
光克 「……!… 俺が何を言うんだ?」
貢 「…星赤さんを好きなら…好きだって……言うべきだと思う…」
光克 「…好き…か… そんな言葉で済むんならな」(口の端で笑う)
貢 「…!!……… 星赤さんと先輩は…なんなんですか!?」
光克 「さあ… なんだろう? 幼なじみ…親友…先輩後輩…友達…仲間…
(ビールを開ける)…恋人?
俺はあいつと恋愛した覚えはないぜ?」
貢 「で、でも……!」
光克 「ああ…お前は見てるんだっけか…
…でも、恋愛じゃなくてもキスくらい出来るだろ?」
貢 「………………」
光克 「……これで終わりか…(缶を置く) ふ〜…」
貢 「先輩… 全然食べてないじゃないですか…
食べて下さい……」
光克 「(微笑んで)食うよ。わかってる。
お前も食えよ。たくさん食うだろうと思って多めに作ってるんだからさ。
不味くないだろ?」
貢 「(首を振って)全然!美味しいです!」
光克 「よかった(にっこり笑って)。明日もこれだからな」15章 2に続く...>>>>>+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
・・・そう…光克が出てくると話しがとにかく細かくなる。よくないよね…つまんないよね…大体こんな話し書く意味あるのか??…そう、今回の話しにはオチが無い。全くオススメ出来ません。でも17才の光克…く〜(~^~;)高三の光克って描いてない…少年から青年への端境期…なんか描きにくいのだ。可愛くないし。この先のベッドシーン(のイラスト)を描くべきか、描かざるべきか、悩む。 海神
■the Back of Moonlight(月光の裏側で) <53>■海神社 Kaijin-sya 第一版 2009/03/03
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