the Back of Moonlight
月光の裏側で
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第14章 訣別 〜星赤慧 & 桐窪貢 with 多田光克〜
 1.  
    (寮の部屋)

    (駆け込んでくる)
貢   「正美! 見て!」
正美  「どしたの…?」
貢   「ほら! 葉書が来た! 星赤さんから!」
正美  「へ〜え…」
貢   「旅行に行ってたんだって…
     土産があるから連休の日曜、来れたら来いって!」
正美  「よかったね〜…」
貢   「…なに…その気のない返事…」
正美  「…だって、僕にはあんまり関係ないじゃん…」
貢   「…そりゃそうだろうけど…」
正美  「…やきもちでも妬いて欲しいの?」
貢   「ち、違うよっ!
     でも、一緒に喜んでくれると思ったから…」
正美  「…あのねぇ、桐、お前、この間、何をした?」
貢   「…俺のおかげで久々に会えたんだろ…
     怪我の功名ってヤツじゃん…
     それに、点呼の時、俺がかばってやったんだぜ…
     いつ、帰ってくんのかとハラハラしたよ…(小声で)
     アイツが青バッヂだってこと、お前、頭に刻み込んどけよ?
     いくら体や態度がでかくても、中坊は中坊なんだぜ?」
正美  「…自分のやったこと棚上げにして…
     うるさいっての! さっさと寝れば!
     あ〜 正論吐くヤツってつまんね〜」
貢   「…チッ… …一緒に喜んでくれると思ったのに…
     …(顔が笑う)ま、いっか… うふふ…」
     
・・・・・・

    (11月の日曜日 星赤慧の自宅にて)
    
貢   「…星赤さん、来ました…!…」(インターフォンに)
星赤  「…今、電話中、開いてるから入れ」
貢   「はーい」
星赤  「…ああ …うん…(玄関の貢に手を振って合図する)
     そうだ… じゃあな…(電話を切る)
     …久しぶりだな…」
貢   「9月以来です…! 会いたかった…!」(抱きつく)
星赤  「おい…」
貢   「…(腰に手を回して顔を胸に埋めたまま…離れない)」
星赤  「……そんなに飢えてんのかよ…」
貢   「……餓死するかと思いました…」
星赤  「…いつまでそうしてるんだ…?」
貢   「…僕の体が、星赤さんの匂いで充満するまで」
星赤  「…時間かかりそうだな…」
貢   「…いいでしょう? 少しぐらい…?」
    (部屋着のジッパーを腹まで下ろす)
星赤  「………」
貢   「……(手を差し入れてTシャツの上から胸を触る)」
星赤  「…匂いを嗅ぐだけじゃないのか?」
貢   「…(無視して乳首を弄ってる)」
星赤  「……もう始める気かよ…?」
貢   「…だって…2ヶ月もほおって置かれたんですよ…
     体の前に気持ちが収まんない……
     お願いですから…あと5分、僕の好きにさせて下さい」
星赤  「…五分だぜ」
貢   「…(言葉の硬さにちらっと星赤を見上げる)
     (かすかに頷くと、上着を脱ぐ)
     (ジッパーを下ろして外しTシャツをめくり上げる)
     ……(へそに舌を差し入れると、そこから中心をずっと胸まで
     舐め上げる…両手は乳首を弄ったまま…)」
星赤  「おい…」
貢   「…(胸のあちこちにキス…)」
星赤  「………桐…キスマークは付けるなよ…」
貢   「…見えない場所なら構わないでしょ…
     (鼻先を脇に突っ込んで匂いを吸い込む…)
星赤  「おい…っ」
貢   「…大丈夫… いい匂いですよ…男臭くて」
星赤  「………」
貢   「……星赤さん…(脇の下に強くキス)
     ここなら分からないでしょ…?
     (言いながらそこに舌を這わす)」
星赤  「…やめろって…くすぐったいんだよ…」
貢   「…じゃあ、下にしましょうか?(手を下げる)」
星赤  「……」
貢   「……ふ… こんな程度じゃ起ちませんか?
     …まあ、いいや……(スェットのヒモをほどいて下げる)
     (膝をついて)
     …こんなとこまで見る人なんかいないでしょ…?
     (生え際にキス…)」
星赤  「…桐…」(頭に手をやって顔を上げさせる)
貢   「…僕にも何か残させて下さいよ…(見上げて)
     僕の体には、星赤さんの痕がついてる。
     くっきりと。
     こんなの、すぐ消えます。
     …僕の体の痕は、2ヶ月じゃ消えない…!
     …いえ…僕がそれをなぞるから、どんどん濃くなってゆくんです…!
     星赤さん…っ! 星赤さん…!」
     (むさぼるように星赤のものを口にする……)
星赤  「…貢………」
     (一瞬、やめさせようとするが、そのまま受け入れる)
貢   「……あ…(徐々に熱く猛ってゆく…)
     星赤さん…
     (背後で玄関ドアの開く音…)
     !!」(硬直)
星赤  「…気にするな…と言っても無理だろうな…
     今日は帰れよ」
光克  「ああ…そうする…(ドアを閉めかけて振り向く)
     …二三時間で済むなら後でまた来るけど?」
星赤  「…だとさ? どうする?」
貢   「……(硬直…振り向かずそのままの体勢で)
     ……ぼ、僕、ぎ、ギリギリまで居たいです………」
星赤  「というわけだ」
光克  「…了解。またな」
     (出てゆく…ドアの閉まる音が響く)
貢   「……(ショックでへたり込む)」
14章 2に続く...>>>>>

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・・・現場を見られるってのは…キツイですね…マンションの廊下の壁を半分背にして立ってた慧だから、光克にはそれがしっかりシルエットで見えたはず…さて、この後の光克を書くべきか書かざるべきか? 書いたら「裏」じゃなくなっちゃうもんな… 今回のトップ絵は本の「群青」用に2002年に書いたものなので中身とあまり合ってません…すみません、書けなかったんです。。。(だっていったいどこを書けばいいの?!←自分で書いてて…)海神

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