the Back of Moonlight
月光の裏側で
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第十章 新章突入 〜五十嵐漸 & 二ツ木真弓 with 加藤亨〜
 1.
     夏が過ぎ季節は秋、10月のある日のこと、前回から2ヶ月経ってます

     (クラブハウス奥、用具置場にて)
        
亨   「………ん…んっんっ…  …正美先輩! ……(一人で寂しく自慰行為中)
     ・・・はぁ…… …またやっちゃった……」
    (ごろっと横になる)
亨   「…今週もう何回目だ…? こんなとこで何やってんだよ? 俺…?…
     虚しい…… 正美先輩…今ごろ何してんだろ…?…
     ……… 俺で抜いてたりして…… (ちょっと妄想中)
     …やべ… また起っちまった…… …先輩……
     …先輩の中に出したいよ…!・・・  ……んっ!……
     ……はぁ…正美先輩…!…………」
     
亨   「………ん… あ…? ああ… 寝ちまったのか……(体を起こす)
     うん?(動きを止める)」
真弓  「…あっ…あっ…あっ……」
漸   「……… いいか…?」
真弓  「…あ…ん… いい…… 漸ちゃん…っ」
亨   「………う……やべ…」(硬直)
真弓  「…ね…こっちも…」
漸   「ん…」
真弓  「あ…ん…」
    (湿った音が聞こえてくる)
亨   「……(生唾を飲む)……くそっ……さっき三回も出してやったろ…
     まだ足りないのかよ……」
漸   「…真弓…っ…!」(音がひときわ大きくなる)
真弓  「漸ちゃん…っ あ、あ、あ、ああ… あ…ん…あっあっあっ・・」
亨   「……二ツ木のやつ… そんな声出すなっての………
     …先輩………(すでに音は自分から聞こえている…)」
     (一応イかない程度には抑えながら)
真弓  「……ああ… 漸ちゃん……(声が変わる)…いい…あ…」
亨   「…………あいつらどんなやり方してんだ……?……」
    (好奇心に勝てず身を乗り出す)
亨   「…もう少し……」
     (身を乗り出した拍子にもたれていた投球練習用ネットの枠が傾く)
亨   「おっと!」
真弓&漸「!!」
亨   「…まずった………」
真弓&漸「………(体を離して顔を見合わせる)」
漸   「…加藤先輩。出てきていいですよ」
亨   「……へへ… 邪魔する気はなかったんだけどな…」
漸   「…前、開いてます」
亨   「あ、わりぃ… 二ツ木の声聞いてたらちょっとな…」
漸   「それってセクハラですよ」
亨   「は? ああ… ならこんなとこでやるなよ。
     …それから仕舞えよ。
     そっちのほうがよっぽどセクハラだっての」
真弓  「漸ちゃん……(二人が話してる間に服を着た)」
漸   「……加藤さん、…それ、真弓のせいですか?」
亨   「う? …まあ…そうとも言える…かな」
真弓  「漸ちゃんっ!止めて!」
亨   「なにすんだよっ!?」
     (殴りかかってきた五十嵐の腕を掴む。身長差があるので、簡単に捕まってしまう)
亨   「……お前なあ…… こんなことしてただで済むと思ってんのか…?
     それじゃなくてもなぁ、お前らと違って俺は何ヶ月も我慢してんだぞ…
     イライラも頂点に来てるってのにイチャイチャしてるとこ見せつけやがって……
     べつに二ツ木なんかに興味ないよ!
     そりゃ、声はオカズにしたけどさ、頭ん中は先輩のことしか考えてねーっつの!
     大体、お前だって人のこと言えるのかよ?え?」
     (腕を掴んでる手じゃない方の手を股間に持ってゆく)
漸   「…やめ…っ!…」
亨   「……………………ほおら…な」
漸   「………………」(膝を突く)
真弓  「……漸ちゃん……」
亨   「………………二ツ木は出てろよ……(声が変わる)」
真弓  「……漸ちゃん…?…」
漸   「………………」
真弓  「…!」
    (返事がないのと雰囲気が変わったことにいたたまれなくなって
     踵を返して出て行こうとする)
漸   「……真弓っ! 行くな!」
真弓  「! …漸ちゃん…」(足を止める)
漸   「…何があってもなくても、後で言訳したくない。
     だから見てろ」
真弓  「…漸ちゃん…!」
亨   「………何が起こると思ってんだよ…?」
漸   「………」
亨   「……期待してんのはお前だろ…?…」
漸   「………」(亨の言葉に先走りが溢れる)
亨   「……仕方ねぇなぁ……期待に応えるか…
     二ツ木、そんなとこに立ってないで、こっちへ来て見ててやれよ、
     見ろって言ってんだからさ」
真弓  「……」(黙って五十嵐の前に移動する)
漸   「…真弓……」(真弓を見上げて笑いかける)
真弓  「漸ちゃん…! 俺…っ」(前に出ようとして)
亨   「二ツ木、それ以上近づくな!」
    (膝立ちの五十嵐の腕を背中に回し、自分も背後に回る)
真弓  「!(息を呑む)」
亨   「……見てて欲しいらしいぜ……どうだ…?
     いつもと違うか?
     …こいつ、さっきからすげえびんびんなんだよな…
     そうだろ…? 五十嵐…?
     …俺の手、もう、お前のでびしょ濡れだぜ?」
真弓  「………」(1歩下がる)
漸   「……真弓…! 行くな…っ」
真弓  「…だって……!
     ぜ、漸ちゃん、や、やっぱり、せ、先輩が……」
亨   「?」
漸   「…違うって…! お、お前がい、居ないと意味ない……
     お前が… 居ないと…… あっ!…くっ…!」
亨   「………二ツ木、見ててやれよ。
     こいつ、俺のことなんか考えてねーって。
     な? そうだろ? 五十嵐?」(敏感な所をくいっと…)
漸   「あっ! …ぁ、ぁ、ぁ…… 真弓……
     ほんと…お前のことしか…考えてないから……
     お前の… ことしか… あ あ あ  」
亨   「……おっとぉ…まだまだ……簡単にイかしてたまるかっての…
     二ツ木、なんか言ってやれよ?」
真弓  「…漸ちゃん…どうして…?
     お、俺には何もさしてくれないのに…なんで…?」
亨   「…へぇ…こいつ、何もさせないんだ…? ふぅん…」
漸   「………」
真弓  「(ぽろぽろっと涙が落ちる)」
漸   「…真弓…っ!」
亨   「…なんか俺、すっごい悪役なのね…
     おい…五十嵐… 言ってやれよ?
     俺は、これが好きなんだって? 愉しんでるんだって?」
真弓  「!! そんなの…!」
漸   「(何か言おうとするが、亨の手に逆らえない)」
亨   「……(自分に対して屈服気味の五十嵐に自分もマジになりつつある…)
     …五十嵐… 嫌じゃないよな…?」
漸   「………先輩……優しくしないで…(低い擦れた声)」
真弓  「!!」(ショック)
亨   「…そうか…そりゃそうだな…
     …じゃあ、まあ、二ツ木も可哀想だし、この辺で……(ぐいっと腕を下げる)」
漸   「あっ(釣られて体が反り返る)」
亨   「…………」
漸   「…あ…くっ…あ…ぁ…ぁ…」
亨   「…二ツ木、下がらないと飛ぶぜ」
真弓  「……いい…」
亨   「…そうか…」
漸   「あっあっあっああっ 真弓っっ!!………」
真弓  「…!…」
    (腕を放した亨の足下にぐったりへたり込む…)
真弓  「漸ちゃん…」
漸   「………」
亨   「二ツ木、五十嵐を責めるなよな。
     じゃあ、俺は行くぜ…邪魔して悪かったな」(出てゆく)
漸   「…真弓… ご免………(下を向いたまま)
     …軽蔑するか…?
     俺のこと嫌になったなら先に行ってくれ。
     …悪いけど、説明も言訳もする気はない」
真弓  「……(涙を拭って)俺のこと、もう、好きじゃないの…?
     …先輩がいいの…?」
漸   「バカ…んなわけないだろ…!(真弓のほうを向く)
     …先輩も言ってただろ? 先輩は関係ない。
     俺が…… ………真弓、…俺の…足に…」
真弓  「…ああ…」(気がついて見る)
漸   「来いよ…」(手を伸ばす)
真弓  「……(手を取って近づく)」
漸   「………」(近づいた真弓の足下に頭を下げる)
真弓  「ぜん…っ…!」
     (真弓の足に飛んだ自分のザーメンを舐めとる)
漸   「…ご免な…(そのまま下を向いて真弓の足を抱く)」
真弓  「……(五十嵐の頭に手をやろうとして止める)」
漸   「…………真弓…  ご免な…………」
真弓  「……(どうしていいのか分からず棒立ち)」
漸   「………いつも明るくてリーダーシップのある五十嵐君を尊敬してます……」
    (棒読みに呟く)
真弓  「……そんな大昔の…!」
漸   「…初めてレギュラーになった年の年賀状に書いてあっただろ?」
真弓  「………」
漸   「…俺、本当は明るくなんかないよ」
真弓  「……(何か言おうとするが、それ以前に何故か涙が溢れてくる)」
漸   「……お前が見てると思って無理してただけなんだ…
     お前が俺に望む俺になりたかったんだ……」
真弓  「……(嗚咽で肩と胸が上下してる)」
漸   「…真弓…っ! ご免!」
真弓  「…漸ちゃん! 漸ちゃん! …違う! 違うよ!」
     (泣きじゃくりながら首を振る)
真弓  「………漸ちゃん……(低い声)」(ベルトを外しながら)
漸   「…真弓…?(音に気がついて顔を上げる)
     …!…(思わず手を離す)」
    (ソレ越しに目が合う…)
真弓  「……(眉をひそめて目を細めた顔で)…くわえて……」
漸   「……真弓……!」
真弓  「……出来るよね……?」(色の無い声で)
漸   「……(膝立ちに戻る)」
真弓  「…口開けて」
漸   「…(少し躊躇した後、目をつぶって開ける)
真弓  「…もっと」
漸   「……… ぅ……」
真弓  「……(五十嵐の頭を掴む)」
漸   「………ぅ…ぅ…」
真弓  「……………(半ば閉じた目に五十嵐のものが見える…)
     ……(安心したように目を閉じる)」
・・・・・・・・
十章 2に続く...>>>>>

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・・・えーお待たせしました!…って待ってる人なんかいないだろうけど (^_^;)…
「月光の裏側で」2008、シーズン2〜秋編です。…つっても、話の中では翌年になったわけでなく、二ヶ月経っただけですが…しょっぱなからひで〜話で…。。管理人は秋が嫌いです。喘息シーズンで体調も崩れるし、気分は鬱です。毎度の通りな〜んにも考えずに勝手に手に書かせてますが、内容はアップダウンの乱高下気味。夏バージョンに出したカップルのその後は書こうと思ってますが(まことと光克は別)、そういうわけですのでラブリ〜な展開は期待しないで下さいね…(-_-;)一応秋だし切ない系の展開…?? なのか?? 
それにしてもな〜…五十嵐くらいは健全(?)キャラにしときたかったのにな〜…なんか無理してそうな感じが匂ったんだよね… 海神

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■the Back of Moonlight(月光の裏側で) <42>■海神社 Kaijin-sya 第一版 2008/08/31
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