the Back of Moonlight-11

the Back of Moonlight


月光の裏側で
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第2章 外へ

3. 傷

※今回は、昼間で野外で服も着てます(笑)

(山道を歩きながら)
まこと 「…この道、大丈夫なの…? 人の歩いた形跡が全然ないんだけど?」
光 克 「…ああ、大丈夫。ここ渇いてるけど沢だから。
    なあ、いいかげん、怒ってる理由教えろよ…?」
まこと 「………お前、寝てる時、起ってたの、自覚ある?」
光 克 「あ?… いや…あんまり…」
まこと 「…すぅすぅ寝てるくせにテントが起ち始めたから、
    ちょっと好奇心でベルト外したのさ、すぐ気がつくと思ったし。
    イテッ…(岩に軽くつまずいた拍子に手を枝ではたかれる)
    …なのに触っても気がつかずに気持ちよさそうに寝てたよ」
光 克 「……」
まこと 「……」
光 克 「…… まさかそれが理由かよ!?」
まこと 「……」
光 克 「ようするにお前ほっといて寝てたのを怒ってるんだろ?
    悪かったって…」
まこと 「…そうじゃない。…お前があちこちでくかーと寝るのは、
    今に始まったことじゃないだろ。そんなんで怒ってたら身が持たない」
光 克 「じゃ、なんだよ?」
まこと 「……ちょっと触ったんだ… お前、すっごく幸せそうな顔してた」
光 克 「………(何を言っていいかわからない)」
まこと 「それが怒ってる理由」
光 克 「…全然わかんねぇ」
まこと 「…そうだろうね! 水音がしてる…僕、先に行くから!」
    (と、走り降りる)
光 克 「まことっ! 滑るから気をつけろよ!
    …いったい、なんなんだよ…?」

・・・・・・・・

まこと 「…遅いよ!」
光 克 「…もう、入ってんのかよ…」
まこと 「だって、そういう意味でしょ?
    気持ち良いよ、光克も早く来なよ!」
光 克 「よし」(と、荷物を下ろす)
まこと 「最初、びっくりしたよ…湯気立ってんだもん」
光 克 「ダムが出来る前、温泉があったらしいから、
    その流れじゃないかな… でも、出たり出なかったりで
    いつもあるわけじゃないし、足湯くらいにしかならないからな」
まこと 「でも充分気持ち良いぜ…極楽…」
    (岩を背にして河原に掘った穴に溜まったお湯に足をつけてる)
光 克 「…機嫌直ったみたいだな」
まこと 「あ、思い出させたね」
光 克 「…薮蛇か… 何がいけないんだよ?
    気持ちよかったから気持ち良いって顔してたってことだろ?
    いちいち文句つけるなよ!」
まこと 「…いけなくないよ。幸せそうな光克の顔見れて、僕も嬉しいよ」
光 克 「じゃ、何だよ?」
まこと 「……夜より、幸せそうだった」
光 克 「…夜って…」
まこと 「僕とするより、夢の方が楽しいんだろ!」
光 克 「そんなわけないだろ!」
まこと 「僕、あんな顔の光克、見たことないもん」
光 克 「………俺、…どんな顔してた…?…」
まこと 「ん? ……知りたい?」
    (足で光克の足をさする)
光 克 「……」
    (黙る)
まこと 「…そういう苦しそうな顔じゃなくて…(顔を光克に近づける)
    ふにゃぁ〜〜って笑ってた」
光 克 「!… お前、俺をからかってるだろ?」
    (目の前のまことに低い声で…首にまことの手が回されてる)
まこと 「からかってなんかないよ… ほんとに幸福そうな顔してたから…
    …こっち向けよ…」(声が低くなる)
光 克 「…お前がいたからだよ…(目を伏せてまことのなすがまま)
    お前がいると俺はすごく安心できるんだ…
    お前が隣にいるのがわかってたから幸せな顔してたんだよ…」
まこと 「うふ… もう、いいよ… 喋らないで…… 喋るよりも……」

・・・・・・・・

光 克 「…暑くないか…?」
まこと 「ぅん… 汗かいてるね… 出ようか…」
光 克 「まこと、タオル」(と、リュックから出して放る)
まこと 「あ、さんきゅ… (すでに上半身はTシャツのみ)
    ジーパン、かなり濡れてるわ… まだ時間有りそう?
    ありそうなら、脱いでちょっと干しとくけど?」
光 克 「30分くらいなら大丈夫だろ(すでに脱いで岩場に干してる)
    …おい、何やってんだよ…?」
まこと 「うん? ビール冷やしてる」
光 克 「結局、持ってきたのかよ… アルコール禁止って言ったのに」
まこと 「あ! …そういう意味だったの…
    わかった。ビールを飲む前にすりゃ、いんだろ?
    30分経てば服も乾くしビールも冷える。ちょうどいいじゃん」
光 克 「…プレッシャーは、どこ行ったんだよ?」
まこと 「消えた。…なあ、身体が冷える前にやろうぜ…」
光 克 「………」
まこと 「……岩の上で仁王立ちになって見下ろされてるのも悪くないけどさ、
    なんとかしてくれないと、また自分でやることになるんだけどな…
    …ねぇ…来てよ…(と、自分の座ってる岩の隣を指さす)」
光 克 「……(しぶしぶ隣に腰を下ろす)」
まこと 「うふふ…(頭を光克に寄せ掛けて)
    変なの… どこかで猿が見てるかも。
    あの裸の猿は、あそこで何やってんだ?って」
光 克 「…裸の猿…か……
    まこと、ちょっとどいて」
    (そう言うと立ち上がって下着を脱ぐ)
まこと 「あ?」
光 克 「……脱げよ。それで…」(腕を引く)
まこと 「光克…?」(光克に乗るような形で)
光 克 「……入れていいか…?」(抱き締めながら)
まこと 「(ごくっ)……それがしたかったこと…?」
光 克 「……ああ…」
まこと 「………(身体をずらす)」
光 克 「う……  」
まこと 「…入るかな… 待って… ちょっと慣らすから… んん…」
光 克 「俺がやるよ…」
まこと 「いいよ…」
光 克 「…(まことの手首を持って首を振る)」
まこと 「……(腰を浮かす」
光 克 「(指を濡らして入れる)………いいか…?」
まこと 「うん…」
光 克 「……う…あんまり強く握るなよ…」
まこと 「ごめん…」
光 克 「…… 二本目…大丈夫か?」
まこと 「…うん… あ…  行けそう…
    ……このままでいい…? それとも上になりたい…?」
光 克 「…お前、痛いだろ…? このままでいいよ…」
まこと 「……… ぅ…ん…  入ってく… つっ… あぁ…
    あっ! 光克、駄目、動かないで…まだ駄目…
    !突かないで…!…ねぇっ!痛い…っ
    …痛いよ……ね…駄目だって…! あっ つ…かない…で……ひっ…
    そんな……突くと……ぁ…ぁ…ぁ…ぁ…ぁ… 」
光 克 「…止められるか…だいいち……お前の…腹にぶち当たってる…んっ!
    行くぜ…!」
まこと 「あぁっ! あ…っ……あっ…ぁ…だめ…すげ…いい…
    みつき…だめ…ぁ…ぁ…ああっ
    光克っ…! もっと…! 突いて…っ…あっ…あっ…
    光克ぃ…出ちゃう…っ…ああっ! … … …」
光 克 「…(荒い息)」
まこと 「…はー………はー………・・・
    …は…(光克の上からころげるように降りる)」
・・・
光 克 「……膝から血が出てる…」
まこと 「…大したことない…」
光 克 「俺がもっとちゃんと抱いてやってれば…」
まこと 「…違う… お前に突き上げられてるだけだと抜けそうだったから、
    自分で押さえたかったんだ」
光 克 「血。手にもついてる」
まこと 「あ? ああ…これはさっき降りてくる時、枝で切った…」
光 克 「傷口開いたんだな…(手を取ると傷口を舐める)
    … あ、ごめん。汚いか?」
まこと 「え? いや、その癖、久しぶりに見るなと思って」
光 克 「癖?」
まこと 「…血が出てると、舐める癖。
    身体、洗ってくるわ」
光 克 「あ、俺も行く」

・・・・・・・・
 

 つづく…
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・・・なんでこいつらはどこでもビールなの? それはね、作者が好きだからだよ。
なんてな。以前はスキー場で飲むためにミニ缶をわざわざ持って行ってたっけ。弱いのに(弱いから?)飲みたがり。山は標高が高いと酒の回りが早いので要注意ですね。一応光克はザル(底なし)という設定、まこともかなりいけます。全寮制の男子高で六年間過ごして飲めないわけないでしょ!って感じですね…設定、昭和だし(笑)…海神

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